Organic Semiconducting Materials
ペンタセン1は,5つのベンゼン環が直線的に縮合した多環芳香族化合物で,自然界に豊富に存在する元素であるCとHからのみ構成され,近年,電子デバイス材料として注目され,p型半導体への応用研究が活発に行われています。n型半導体としては炭素のみから成るC60が知られており,両者は有機性,分子性物質のトランジスタとして大いに注目されています。こうしたトランジスタに使用するペンタセンは高純度であることが求められており,弊社では結晶化法および昇華法による高純度ペンタセンを提供しています。
一方,分子内にカルコゲンを含む2,7-ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2-b][1]ベンゾチオフェン2が,瀧宮らにより開発されています。瀧宮らはFig.1のようにシリコン基板上に2を蒸着させた薄膜デバイスを作成し,半導体としての特性を測定しています。それによれば,電界効果移動度は0.19-2.0cm2/Vsと極めて高く,ペンタセン(0.5-3.0cm2/Vs)と同程度の高い値を示します。また,オンオフ電流比は107を示し,しかもデバイス作成から100日経過した後も半導体特性に大きな変化が認められないと報告しています。
これらの有機半導体材料により,電子デバイスの応用研究が活発化することが期待されます。
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フラーレン / C60 & C70
カーボンナノチューブ / Carbon Nanotube
導電性ポリマー研究用試薬 / Reagents for Conducting Polymer Research
エレクトロルミネッセンス / Electroluminescence
フタロシアニン / Phthalocyanines
文献
76uk5d00000042d3






